18.コーヒーペーパーカップトライ

こんにちは!

 
先日「コーヒーペーパーカップトライ」というワークショップを企画しました。
 
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会場は西荻にある、紙とデザインをテーマにした拠点「西荻ペーパートライ」。
 
今回は、様々なペーパーカップでコーヒーの飲み比べを行い、味がどのように変化するか試してみよう!という企画です。
 
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参加者は、デザイナーや学生、先生など、歳も立場も様々!
そんな方々が同じ机を囲み、コーヒーとペーパーカップの関係を探ります。
 
僕は、ざっくりとですが、コーヒーの味が「素材:焙煎:抽出」が「7:2:1」の割合でできていると考えています。
 
今回は、味を決める要素の内1割「抽出」、さらにその中にある「コーヒーを提供する器」というかなりマニアックなところにフォーカスしてみました。
 
といいつつも、まずはもっと大きな違いを感じてもらおうと「焙煎」に関することを、、!
 
コーヒー豆は、コーヒーチェリーと呼ばれる赤い小さなさくらんぼのような実の種です。
 
でも、さくらんぼや梅干しってタネのまわりにウニョウニョっとしたものがついていますよね?
 
それはミューシレージといって、タネの周りについている粘液です。
 
果肉やそういったものを全て取り除いたものがコーヒー豆になります。
 
果肉やミューシレージを取り除く作業を「精製」というのですが、精製されたコーヒー豆(生豆)はうすい黄緑色です。
 
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深煎り、中深煎り、生豆
 
生豆を「焙煎」、つまり火を入れることによって写真のように生豆の色が変わって来ます。
 
話が長くなりましたが、まず初めはそんな焙煎度合いの違いを試してもらいました。
 
焙煎度合いが変わることによって、酸味と苦いのバランスが変化していきます。
 
その後、コーヒーペーパーカップを変えての飲み比べ!
 
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8ozと2ozのペーパーカップ
 
まずは、8oz(230ml)と2oz(56ml)とそれぞれ容量の違うペーパーカップで、同じポットから注いだコーヒーを飲んでしました。
 
こっちの方が苦味が強い、薄く感じる、匂いはこっちのほうがいいかも、など
それぞれ思い思いの感想をいいながら、進めていきます。
 
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その次、さまざまなコーヒーペーパーカップを使っての飲み比べ。
各々、メモ紙に自分が発見した違いや理由を書いてもらい、最後に発表してもらいました。
 
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・香りを楽しみやすい
・飲む場所によって味がかわる
・カップの直径は味に関係しているのか?
・カップの高さが変わるとどうなるのか?
・カップのフチの形状は味に関係あるの?
・カップによって思い出す体験が違う
などなど、、、
 
たくさんの気づきが得られました。
 
今回のワークショップをやってみて改めて思ったことは、
 
ある決められた環境で飲み比べると、時にはコーヒーの味を損ねてしまうカップもあるかもしれません。しかし、反対にそれぞれのカップにあったコーヒーの楽しみ方もあるのだと思いました。
 
今日はこんな味にしたいから、このカップにする。飲む人にこんなことを考えてもらいたいからこのカップ。という風に使い分けることもできるのかも。
 
なにわともあれ、カップもなかなか奥が深いなー!
 
それでは!
 

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