32.コーヒーミルをためす

こんにちは!

 

今年もいよいよ12月。いろんなことが果たして収まるのか!?そわそわの12月です。

 

先日、僕が部長をしている さんちょうコーヒー部で「コーヒーミルをためす」という会を企画しました。

Facebookイベントページ→[コーヒーミルをためす]

 

今日はその振り返りをちょろっとしてみようと思います!(と言いつつ、すこし長くなりそうな予感...)

 

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コーヒーミルをためすとは?

手挽き、電動、カット刃、臼刃、プロペラ刃、すり鉢?コーヒーミルにはいろんな種類があって分からない。とりあえず、みんなでコーヒーミルを持ち寄ってあれこれ比べてみました!

 

今回用意したミルはこの4台!

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後ろからの写真。なにげに背の高い順になっている?

 

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奥から

■カリタ:ナイスカットミル

■カリタ:ナイスカットG

■ボンマック:BM-250N

■富士ローヤル:R-220みるっこ

 

この4台を比べてみました!

手挽きのコーヒーミルの比較もしてみたいですがそれはまたいつか、、

 

今、電動のコーヒーミルの購入を検討すると必ずこの中のどれかは候補に入ってくるだろうと言えるくらい代表機種ばかり

 

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ざくっと各機種の情報をまとめてみました

 

刃の種類による特性はそのミルの性能や価格帯によってかなり違いそうなので基本的に割愛します。ただ、プロペラ刃に関しては今回調べてみて条件によっては悪くないのかもしれないなーと思ったり。

 

プロペラ刃

・安価

・再現性:低い

・手入れ簡単

・コンパクト

 

コーヒー豆の挽き目を毎回揃えるのが難しい。再現性が低いところが一番ネックだけど、それが気にならなければ良いかもしれません。

 

あとは、みるっこの発売年が分からなかったです。誰か分かる人がいれば教えて欲しい。

 

前評判というか、今回の会を始める前から知っていたこと、調べて分かったことをざっくりつらつら書きます

 

■カリタ:ナイスカットミル

発売年1984〜2016年。カット刃。120w。130g/min(g:3.5)。2.3kg。言わずと知れた家庭用機の代表機種。2016年に生産終了の発表があった時の衝撃はすごかった。発売終了間近のモデルには、現行のナイスカットGにも付いているホッパーの中に豆の飛び出しを防止する立ち上がり?があった。僕はこの機種を5年間くらい半業務用として使ってきて15,000杯くらいコーヒーを淹れているが今だに現役。感じ方に個人差があるだろうが音がちょっとうるさい。このクラスのミルの中ではかなり軽い。移動が多いイベント出店を考えると、軽さは正義かもしれません。

 

■カリタ:ナイスカットG

発売年2016年〜。カット刃。120w。100g/min(g:3.5)。2.3kg。ナイスカットミルの後に発表されたネクストGは、セラミック刃で静電気除去機能や細かいアップデートが行われていたが定価55,000円。さすがに手が出せず困っていた時に発表されたナイスカットG。こちらもカット刃。ナイスカットミルとほぼ同じ仕様で本当の後継機だと思っている。一番の変化を感じるのは一分間に挽くことができる豆の量を減らした点。豆を挽く時に発生する熱を抑制すると言われているが実力はいかに?ネクストGが売れなかったからナイスカットGが発売された?なんて変なことを勘ぐってしまわないこともないが、またこのクラスのミルがカリタから発売されて嬉しいです。

2018.12現在amazonでの販売価格は

ナイスカットG(クラシックアイアン):22,000円

ネクストG(アーミーグリーン):34,848円

 

■ボンマック:BM-250N

発売年2010年〜。カット刃。110w。150g/min。3kg。今回のミルの中では一番情報が少ないコーヒーミル。唯一、台湾製。ナイスカットミルの生産終了が発表されたあたりからかなり注目されはじめたイメージ。価格はこの中では一番安い。なんとなく、ナイスカットミルを使ってた人はデザインが似ていて手を出しにくい感じもある?実はけっこう性能が良いとの話も聞いていて今回ためしてみることになった。上記、2つのミルとはそもそもメーカーが違い、挽き目が同じではないのでコーヒー豆を挽くスピードに関しては多少誤差があると思うがメーカーの表記では150g/minと、かなり早く挽けることが予想できる。重さはナイスカットミルよりも700g程度重い。

2018.12現在amazonでの販売価格

  BM-250N(ブラック):15,600円

 

■富士ローヤル:R-220みるっこ

発売年?。臼刃。130w。250g/min。5kg。家庭用の最高価格機種。ネットにはよくカリタのナイスカットミルとの比較記事があがっている。ながらく最高機種だと言われていたがカリタがネクストGを発表したことで今後の富士ローヤルの動きも気になります。中挽き〜粗挽きの範囲での挽き目の揃い方は抜群。動作音はとても静か。250g/minと挽くスピードもかなり早い。外に行く機会の多い自分にとって、唯一のネックは5kgという重さだと思っている。

2018.12現在amazonでの販売価格

みるっこ(ブラック):44,800円

 

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今回はそれぞれのミルの一番細かい目盛りと一番荒い目盛りをくらべてみました。

 

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全てのミルが新品ではなく経年劣化、使用頻度の度合いが違う、そして0点セットして比較を行っていないので誤差はあると思います。上の写真はあくまで、この時の結果。

以下、比較して思ったこと

・ナイスカットミルが一番動作音が大きい

・ナイスカットミルとナイスカットGの挽き目の揃い方はほぼ同じ

・ナイスカットミルよりもナイスカットGの方が挽くスピードが遅いが動作音は静か

・カリタの二台と比べてボンマックの方が挽くスピードが早く動作音も静か

・ボンマックの作動音(音質?)はみるっこに近い

・一番細かく挽けたのはボンマック

・みるっこは4台の中で一番挽き目が揃っている

・みるっこは4台の中で一番細かく挽けない

・みるっこは4台の中で一番荒く挽けない

 

ナイスカットミル、ナイスカットGの目盛りの調節段階は15段階

ボンマックの目盛りの調節段階は16段階?(たしか)

みるっこの目盛りの調節段階は19段階

・みるっこは4台の中で一番挽き目の微調節ができる

 

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■その他にためしたこと

ナイスカットミルとみるっこの挽き目を揃えた時の味の違いは?

 

ハリオのドリップスケールを使ってお湯を注ぐ秒数、注ぐお湯のグラムを揃えてメリタ式の淹れ方をしてみました。お湯が全て落ちきる秒数を揃えることで、それぞれのミルの挽き目がほぼ同じと仮定して比較しました。

 

それぞれの挽き目はナイスカットミル:g5.5、みるっこ:g7.5。

 

比べると、ナイスカットミルの方がフレーバーが出ている、濃いコーヒーが抽出されていました。みるっこの方が味がぼんやりとしていてすこし薄く感じる。これがカット刃と臼刃の違いによる味の違いなのでしょうか?

 

※比較する為に使用したレシピはもともとナイスカットミル用につくったレシピなので、みるっこが良いところにハマらないのは予想どおり 

 

■総括

今回、「コーヒーミルをためす」の結果や自分の体験、情報を整理していて思ったことは、優劣をつけるのはなかなか難しいということです。強いて言うならば、ボンマックは情報こそ少ないものの、性能とコスパがかなり良い。(味に関しての比較は行っていません)

 

コーヒーミルを比較する時、ある条件下という縛りがあればこのミルが良いと言えるかもしれませんが、4台ともそれぞれに特徴があり一長一短だと思います。ようは、そのミルの特徴をどう生かして、どのような環境に当てはめるのか。

 

これは僕のスタンスですが、、

コーヒーの道具はとりあえず一番使ってみたい道具を使ってみれば良いと思ってます。まずは、実際の不便と良いところを感じてみる。その上で必要ならば、次の道具を購入していけば良いんじゃないかな。

 

ちょろっと書くつもりがだいぶ長くなってしましました、、!

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最後はさんちょうコーヒー部の面々と一緒に一枚

 

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