48.タイムモア X liteレビュー【TIMEMOREコーヒーミル】

■手挽き高級ミルを買いました!

何人かにはお話をさせてもらったり、テンション上がってインスタのストーリーズにも上げまくりですが

新しいミルを買いました!

\タイムモアX lite/

タイムモアという上海のコーヒー器具メーカーから新しく発売されたもので

タイムモアが販売しているミルにはいくつか種類があるのですが

高級機種がX
X liteはその廉価版的な立ち位置

、、、に見えるのですが!
値段はしっかり落としつつ、細挽き〜粗挽きの精度はXよりさらに良くなっている!

と、いう情報を目にしたので物欲が燃え盛ってしまい購入。😅

結論から言うと、手元にあるタイムモアC2MAXと比べて
あきらかに微粉が減って、浅煎りのアフター(後味)がめっちゃ綺麗になった印象です!

いつかコマンダンテ等々の高級ミルと挽き比べすると楽しそう!と今から妄想が膨らんでます!🙌

 →2022.10.01その後、コマンダンテMK-2との比較をしました。結果はこの記事にすこし追記。

と、まあ
テンションが上がった勢いのまま、
レビューがてらX liteの良いところを挙げておきます!

購入に際して、他の高級ミルについてもけっこう調べました。
正直、2万以上のミルになると、それぞれの特色が出てくるようで、ほんと一長一短ということがわかりました。
(前に、ある一定額以上のワインの世界でもそんなことがあると耳にしたような...)

前置きが長くなってしまいましたが
ここからは良いところをあげてみます!

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■持ちやすい
だいたいの高級ミルは太くて重い。その中では、グリップしやすいような表面の形状になっていて、重さもほどほど。個人的には正直、タイムモア のC2やC2MAXのような表面の形状の方が、グリップしやすい気がするが、X liteでも十分。コマンダンテよりは、すこし細くて持ちやすい。手が小さい方や、女性はミルの太さや持ちやすさも注意すると良いかもしれない。

 

タイムモア Xやコマンダンテには持ちやすくするアフターパーツがあったりする。形状やサイズ的に持ちにくいけど、どうしてもそのミルが使いたい時は、ニトリルゴムの軍手をして使うと良いと思う◎


重さでいうと、タイムモア C2MAXよりは重いが、コマンダンテ(粉受けガラス)よりちょい軽。手挽きのミル高級になればなるほど、精度や挽き心地を上げるため、歯が大きくなったり、金属パーツが増えて重たくなっていく。その中では、軽くてグリップしやすさも考えられているので良いと思う。


また、粉受けの下部にパッドが付いていてミルを机に置く時などに、机を傷付けにくかったり、滑りにくく安定するようになっている。細かいところだが嬉しい配慮。

改めて、重さというところに着目していると、この点に関してはポーレックスが最強かも?と思ったり。ちなみに、タイムモア の機種の中にはスリムという、もっとグリップしやすくて軽いモデルもある。

[ミルの重さ]
タイムモアSLIM Plus:約438g
タイムモアC2MAX:約503g
タイムモアX lite:約600g
ポーレックス:約320g
ポーレックスミニ:約235g
コマンダンテ:約630g


■挽き目
他のミルを持っていないので、あまり比較のしようがないが、明らかに微粉が減ってアフターは良くなっていると思う。
最近、浅煎りを淹れる際のオペレーションで、挽いたコーヒー粉をドリッパーに移す前に粉受けについた微粉を除去しているのですが、その量が減っている。(微粉の量に関しては、コマンダンテやJPproと比較しても最小値だとか?)


▶︎X lite(17.5クリック)大きな薄皮が残る

▶︎C2MAX(26クリック)X liteと比べると薄皮は細かくカットされる 

それと、これは何故か分からないが、コーヒー豆についている薄皮が細く切り刻まれず、大きなままで粉受けに落ちている。薄皮は雑味の原因になると聞いているので、それが小さく切り刻まれていないのは良い気がしている。ドリップする前にブロワー等で薄皮を除去すれば、きっと、もっと、アフターが綺麗に!


■挽くスピード
これは、正直ほどほどのスピードです!
いちおう上位機種とされているXは、もっと遅いそうでそれよりは早くなったらしい。コマンダンテと比べると同じくらいのスピードで挽ける。コマンダンテの方が、ハンドルが短いので挽き終わるまでの回転数は多くなるが、自転車で言うとギヤ比が軽いのかすくない力でサクサク挽ける。

〈浅煎り16gを挽く時〉
C2MAX(26クリック):約20秒
X lite(17.5クリック):約40秒


■挽き目調整のしやすさ
自分的にはこれがかなり良いところ!

最近の手挽きミルは、刃があたるところまで締め込んで、そこから何クリック戻すか(緩めるか)で挽き目を決めるのですが

いつも同じ挽き目に固定して淹れるなら良いけれど
挽き目を変えながら淹れる自分にとっては、使う度に挽き目を変えていると、途中で今が何クリックか分からなくなるのですこし不便。
X liteは刃に挽き目の数字が記載されていて今の挽き目が一目瞭然で分かる!

参考までに、C2MAXとポーレックスミニ(1後期)の挽き目調整ネジの写真。今が何クリックになっているのか、見た目には分からないようになっている。コマンダンテもこれと同じ仕様。


■挽き目設定の範囲
挽き目のメモリが0~23まで0.5刻みで振られている。
メーカー推奨の使用可能最小メモリは5。それ以下で使用した場合、刃が干渉して傷ついても補償の対象外。

なので、5~23まで0.5刻みで37段階の挽き目を設定できることになる。

エスプレッソなどの極細挽きには対応しておらず、細挽き〜粗挽きまでの範囲での使用することになるのだけど、主にドリップしようの自分にとっては十二分の性能。

ちなみに、下記のサイトで検証されていた粒度分布を見る限りだと、他の高級ミルと全く異なる粒度分布を実現しているそう。


▶︎【最強ミルを比較!】TIMEMORE「X lite」vs COMANDANTE「C40 MK4」
https://seikatu-goods.com/household/2022/07/13/timemore-xlite-comandante-c40/

▶︎【世界最強のコーヒーミル!?】TIME MORE「栗子Xlite」がオススメな理由を徹底レビュー!
https://seikatu-goods.com/household/2022/06/21/timemore-chestnut-xlite/

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つらつらと書いてきましたがもうすこしだけ、😅


【悪いところ】
良くないと思ったところ

先にタイムモアC2MAXを使っていたが故に...
というところですが

やはり、挽くスピードはすこし遅め。

とは言え、ポーレックス等と比べるとまだまだ早いし、力もかけずにザックザックと豆を挽くことができるので許容の範囲内だと思います。

手軽さで言えば、電動ミルに軍配が上がると思います。

しかし、浅煎りのコーヒーの味に関して言うと
自分が持っている、フジローヤルみるっこよりもX liteの方がより細かな範囲で味の調整ができ、微粉がすくないからか後味クリアなコーヒーが淹れられるので、最近では浅煎りはもっぱらX lite。

また、重量もすこし重ためです。
男性ならば問題ないと思いますが、女性や手が小さいかたは難儀するかもしれません。

購入を考えている方は是非一度、展示会や取扱店の店頭などでお手に取って確認することをオススメします。

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なにはともあれ、
タイムモア X lite
とても良いミルだと思います!

(是非、これから頑張っていただきたいですが)
国内メーカーの手挽きミルと比べると別次元の味とクオリティ

とは言え、予算が2万円を超えると電動ミルも視野に入ってきます...

それでも、一杯のコーヒーのクオリティを
突き詰めていきたい方には是非オススメしたいミル。

この記事がどこかでだれかのお役に立てると嬉しいです!

2022.8.22