50.タイムリープとコーヒーと

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10月の末に自転車で走行中に転倒してしまい救急車で運ばれた

 

入院生活の感想を...

 手術の直後は毎日なんらかの制限が解除されて日々の変化が激しいけれど、2、3日するとある程度状態も落ち着いて療養期間?にはいる。


 猛烈に規則正しい毎日。だいたい同じ時間にやってくる看護師さんの検温と状態チェック。毎日の楽しみは朝昼晩のご飯とリハビリと合間に淹れる珈琲。


 僕が病院にいた期間は2週間ちょっとなのだが、入院後半の様子を乱暴に例えると、同じ日が繰り返すタイムリープもののよくある映画のようにも思えてくる。(オール・ユー・ニード・イズ・キルとかパーム・スプリングスとか...)

f:id:mr565san:20221117104709j:image 同じ日に、同じ場所で・同じ人たちに・同じ珈琲を淹れる。だんだんと、今、この環境に合わせてレシピが定まっていく。


 手元にある道具の特徴を捉える。味がブレる要素を見つける。入手できる水のTDSを測る。ここで使える湯温を知る。右手の使い勝手を体感する。病棟内の珈琲好きに出会う。


 同室の方々はもちろん。病棟の看護師、看護助手の方々にも恵まれた。毎日病室で淹れていた珈琲を通じて、タイムリープを体験しているように思えて面白かった。

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 空の色が変わり朝日が上る様子を眺めながら飲む珈琲も、病棟のみなさんと飲む珈琲も、リハビリの後の珈琲も、病室のカーテンに隠れて豆を挽いて飲む珈琲も、美味しかった。

 

今日もコーヒーは楽しい。